マンションのほうが戸建てより相続税が安くなる?

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コラム

マンションのほうが戸建てより相続税が安くなる?

マンションの相続税は抑えることができる

マンションを所有している場合、自分が亡くなって配偶者や子供に相続するときに相続税が課せられることになります。マンションにおける相続税は、土地と建物に分けて相続税評価額を計算し、その金額から求めることになります。
マンションの相続税額を求めるためには、相続税評価額の計算が必要になります。その計算方法は土地と建物で分かれます。

・土地の場合…相続税路線価×土地の面積×持分割合
・建物の場合…固定資産税評価額をそのまま用いる

相続税路線価とは毎年7月に国税庁が発表するものであり、固定資産税評価額とは再度その建物を建設する際にかかる費用に、経年劣化などが考慮された金額となります。土地の計算に用いられる持分割合とは、マンションの敷地の中で1戸が持つ割合のことを指し、戸数が多ければその分少なくなる計算です。

同じ金額の一戸建てとマンションの場合、マンションのほうが建物の高さがあり、戸数が多い分、一戸当たりの土地面積は狭くなるので、一般的にはマンションのほうが相続税評価額が安くなる傾向にあります。

また、投資マンションの場合は、物件を賃貸することで、さらに評価額を下げることができるため、不動産投資が相続税対策に有効と言われています。

タワーマンションは?

前述のように、相続税評価額における土地の計算方法には持分割合が考慮されます。タワーマンションは狭い土地でも階数が多いことで戸数が多くなるため、持分割合が少なくなります。その分、相続税評価額を抑えられるのです。
ただし、税制改正で低層階と高層階で評価額の算定が変更になったため、どのタワーマンションの高層階も有利とは言えません。資産価値の高いマンションでは有用ですが、資産価値の低いマンションでは不利になると思われます。

【関連記事:タワーマンションの購入が相続税対策になる?】

マンションと一戸建ての大きな違い

前述のとおり、マンションの評価額が一般的には一戸建てより低くなる傾向にあることはお話ししました。

そのほかの違いとして、一番大きい点は売りやすい、複数保有している場合には、相続人へ分割しやすいという点があります。
保有資産が一戸建てのみとちょっとした預貯金のみという方は相当数いらっしゃると思います。その方がお子様に遺産分割をするときに、きれいに分割をすることができず、お子様間でもめてしまうということが多々あります。
そういう時には一戸建てよりマンションのほうが対応がしやすいと言えます。

最近の潮流から一戸建てよりマンションのほうが売りやすくなっていることから、早期にマンションを売却して、現金で遺産を分割することができますし、複数所有している場合には、簡単に分割をすることができます。一戸建てで複数のお子様に分割してということは通常ないでしょうから、そういう点からもマンションは優れています。

 

被相続人からすると親族がもめてしまうことは回避したいことですから、早め早めの対策が必要です。

早く対策することで相続税が安くなるだけでなく、相続問題を起こさせない対応もすることができます。

少しでも気になることがありましたら、気軽にご相談ください。

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