保険料控除申告書を年末調整で書く目的とは

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コラム

保険料控除申告書を年末調整で書く目的とは

年末調整の書類を知っておこう

会社に雇用されている正社員の人やパート、アルバイトの人は、年末が近づくと年末調整の書類提出を求められるでしょう。それらの書類は、毎月給与から天引きされている源泉徴収の金額と、その年の所得により決定した所得税との差異を精算するものです。このとき、給与所得に各種控除を適用するため、主に2つの書類を提出することになります。その書類とは以下の2つです。

・扶養控除等(異動)申告書
・保険料控除申告書兼配偶者特別控除申告書

これらの書類のうち、支払っている社会保険や生命保険、地震保険といった各種保険料について記入する書類が保険料控除申告書です。これは、配偶者特別控除申告書と合わせて1枚になっています。

保険料控除申告書において注意すること

保険料控除申告書の記入や提出に際して、注意しておきたい点がいくつかあります。

まず年の途中で転職した人は、前職や求職中に支払った社会保険料について、該当欄に記入する必要があります。また、生命保険料には介護保険料や個人年金保険料も含まれることを覚えておきましょう。そして、一定の条件を満たした長期損害保険も地震保険料控除の対象となり、該当欄は地震保険か長期損害保険かに分かれていますから、記入時には注意したいところです。

保険料控除申告書の記入が必要な理由

では、社会保険や生命保険、地震保険といった保険料について保険料控除申告書に記入することは、なぜ必要なのでしょうか。

税金を計算するとき、社会保険をしっかり納めていることや、自分や家族を守るための生命保険や地震保険に加入している人に対し、その負担を考慮して税額を軽減できるシステムとなっています。税額が軽減される金額は支払っている保険料の額によって異なり、その保険料に見合った金額を給与所得から控除することができるのです。

保険料控除を受けることができれば、所得税の課税対象額を圧縮することにつながります。結果、所得税の負担を軽くできるというわけです。

会社で年末調整をおこなうことになりますが、年末調整は確定申告と全く同じで一年の所得を算出し、そこから控除できるものをすべて控除して税額を計算します。

しかし、会社側では従業員へ支払った給与額と社会保険料、源泉税額などしか把握していないため、情報が不足しています。

そのため年末調整に当たり保険料控除申告書等を記入する必要があります。

年末調整の際には、保険料控除を正しく受けて所得税を軽減するためにも、保険料控除申告書はしっかり記入するようにしましょう。