源泉徴収票の甲欄・乙欄はどう使い分けられている?

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コラム

源泉徴収票の甲欄・乙欄はどう使い分けられている?

給与所得者は原則確定申告をする必要なし

国民の三大義務の一つに納税があります。私たちは仕事をして報酬を受け取った場合、その一定割合を国や地方自治体に納める義務があるのです。そして、私たちの納めた税金は公共サービスのために使用され、私たちの日常生活に恩恵をもたらしてくれます。

通常自分の収入に応じた税額を決めるために、確定申告の手続きを毎年行わないといけません。しかしサラリーマンや公務員などの給与所得者は毎年確定申告をしていないでしょう。これは会社の方で源泉徴収の手続きを行っていて、すでに税金を納めているからです。

税額を正しく調整するために必要な書類・源泉徴収票

このように勤務先が給与所得者の場合、所得税などをすでに源泉徴収しているので、確定申告も自分で納税する必要も本来はありません。しかし人によっては、本来納めるべき税金よりも多く企業が源泉徴収しているケースもあります。

例えば生命保険に入っていて保険料を出していると、その分は控除を受けられます。そのほかにも年間で1世帯一定以上の医療費を支出している場合には医療費控除を受けることが可能です。このような個々のケースまで考慮せずに源泉徴収を行っていると、余計に税金を支払ってしまいます。そうした税金の余計な支払いを解消するために必要なのが年末調整という手続きです。そして、この手続きをする際に発行されるのが源泉徴収票です。

源泉徴収票の甲欄と乙欄の違いって?

源泉徴収票を実際にもらったことのある人はわかると思いますが、「甲欄」と「乙欄」という項目があります。甲欄と乙欄にはそれぞれ記載する内容が異なります。

給与所得者の扶養控除等申告書のあるなしによって甲か乙に振り分けられます。

給与所得者の扶養控除等申告書を提出してもらっている場合には甲欄・提出してもらっていない場合には乙欄に必要事項を記載するというのがルールです。また本業のほかにも副業をしていて収入を得ている人もいるでしょう。このような副業をしている人の場合、甲欄に本業・乙欄に副業に関する記載を行わなければなりません。