経営戦略を税理士に相談しても良い?

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コラム

経営戦略を税理士に相談しても良い?

経営戦略とは

事業を進めていくにあたって、経営戦略は欠かせないものです。経営戦略についてここで簡単に紹介すると、企業のやるべきことを現したものです。

まず、経営をするにあたって会社としての存在意義、大きな目的である経営理念(ビジョン)を定めます。

これは会社により個性がありますが、会社として向かう方向を示すものであるので、分かりやすいものが多いように見受けられます。

たとえば、有名なのがパナソニックの経営理念です。「私たちの使命は、生産・販売活動を通じて社会生活の改善と工場を図り、世界文化の進展に寄与すること。」と松下幸之助が昭和4年に制定したものです。

また、ニトリの経営理念は「住まいの豊かさを世界の人々に提供する。」としています。

これらの経営理念はものすごくわかりやすく、それぞれの企業は理念通りに経営されているなと感じることができます。

この経営理念は、企業の方向性を示すもので、具体的に何をすればいいのかはわかりません。そこで企業理念に沿って会社が何をするかを示すものが経営戦略となります。

経営戦略は、企業戦略・事業戦略・機能戦略の3つのレベルによって構成されています。

企業戦略とは企業全体の経営戦略のことで、中長期的な企業の基本的な戦略です。事業戦略は事業レベルにおける経営戦略です。事業領域や方向性を決め、事業モデルを設定する作業が該当します。機能戦略は、研究開発や購買、生産、営業、物流などの部門ごとの基本戦略を指します。

企業戦略を策定し、そこから事業戦略を決め、最終的に機能戦略を出していくという手法で経営戦略を立てることが一般的です。

前述のニトリでは、企業戦略として10か年テーマを「グローバル化と事業領域の拡大」を挙げています。そして、その戦略実現に向けて品質の強化、顧客サービスの向上、事業戦略の再構築、マネジメントの強化、教育と組織体制の再構築、商品戦略の再構築、供給体制の再構築という7つの重点方針を定めており、これが事業戦略と言えます。

各部署はこの事業戦略を達成するために具体的な施策を決定していると思われますので、これが機能戦略であると言えます。

税理士の仕事とは?

企業の中には顧問税理士を雇っていて、税務に関する業務を任せているところも多いでしょう。税理士というと、決算書類の作成や会計処理、確定申告書類の制作など税務関係の業務を担当する人というイメージを持っている人も少なくないはずです。

税理士の中には、コンサルティング業務も請け負っているところも結構あります。例えばできるだけお金が出ていないように節税できるところはないか、銀行から融資を受けるにはどうすればいいかなどの銀行対策に関する相談を受け付けている税理士も少なくありません。

しかし、これはあくまでも財務戦略の一部であり、経営全体の話ができる税理士は少ないと思えます。

経営戦略を立てる際に税理士を活用する

税理士から経営戦略に関するアドバイスを受けるのも一考です。税理士は、その企業の財務数値に関して深く把握しています。ということは、会社の経営状況に関してもしっかり理解しています。ということは、会社の現状を的確に理解したうえで、今後どのようなところに注意をすればいいか、財務面からいろいろなアドバイスが受けることが可能です。定期的に企業の財務数値を税理士にチェックしてもらって、企業の現状と課題のあぶりだしを行い、課題克服するための最善の道筋を示してもらうこともできます。数字の面から経営戦略について税理士に相談してみるのも、彼らの能力を最大限に引き出すためにもプラスです。

私はベンチャー企業のCFO経験を活かし、単純に数値面だけをみるアドバイスだけでなく、ファイナンス面からこういうスキームを使ったら売上が増加するのではないか?など、経営という側面からアドバイスを行っております。

世の中でCFOというと管理部長など、単純に管理部のまとめ役という風に勘違いをされている方がいますが、CFOは財務の責任者であり、経営者でもあります。財務の視点を経営に反映できる人が本来のCFOだと考えています。

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