山林所得を確定申告するのに必要な書類とは?

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山林所得を確定申告するのに必要な書類とは?

山林所得とはどんなもの?

山林所得とは、自らが所有している山や森林の木を伐採して譲渡した場合や伐採しない状態で譲渡したときに発生する所得です。山林所得は、所得のなかでも基本的に事業所得と分けて考えられます。その理由は、譲渡して所得を得られるまでに、山林の木を長期間にわたって育てる必要があるためです。

こうした特殊な事業であることから、税制上でも負担を軽減するべく配慮されているのです。ただし、山林の取得から5年を経過していない場合は、山林で得た所得は事業所得、もしくは雑所得として計算されます。

山林所得や税額を計算する方法

山林所得を計算するには、まず山林で得た総収入から山林の取得や管理などにかかった経費を差し引きます。また、概算経費控除と呼ばれるものを適用することが可能です。確定申告をする年から15年前の12月末以前から山林を所有している場合、山林で得た収入から譲渡にかかる費用を差し引き、その半分の金額に譲渡費用を加えた金額を経費に算入できるのです。

さらに、山林で得た収入の20%(収入が3,000万円超になる部分は10%)が控除される森林計画特別控除も適用できます。これらの経費や控除額を差し引いた金額が山林所得となります。

山林所得にかかる税金の計算には、分離5分5乗課税方式が適用されます。山林所得の金額を5分の1にし、それに税率をかけて算出された金額に、さらに5をかけるという方法です。これにより、所得税の負担を軽減することが可能になります。

山林所得の確定申告に用いる書類

山林所得について確定申告するときには、山林所得収支内訳書を使用します。山林で得た収入に必要経費、概算経費控除、森林計画特別控除の金額をそれぞれ記入し、税額を計算するのです。山林所得収支内訳書には、金額のみならず木を伐採した面積や伐採の方法、木の種類、樹齢、本数などの詳細な情報を記入する欄もあります。

これに加えて、確定申告書Bの第一表と第二表の作成も必要です。山林所得は分離課税となるため、さらに分離課税用の第三表も用意することになります。